恵比寿・銀座で鍼灸トリートメントNO.1meilong「東洋医学 : 経絡の機能 ③」

みなさまこんにちは!木川です^^
 
今回は前回の経絡の病理作用に続いて、治療作用についてお話ししたいと思います。
 
" 経絡は鍼灸の刺激や中薬(漢方薬の処方を構成するもの)を病変部位に伝え誘導して、治療効果を発揮させることができるもの "
 
経絡は気や血・病邪(病気の原因になるもの)を運ぶだけでなく、鍼灸の刺激や中薬を患部に引っ張り伝えていく作用があり、
これを経絡の「 治療作用 」と言われています。

鍼灸治療ではよく 得気 (鍼刺激によって発生するしびれ・だるさ・重いなどの感覚) を得ると言われているのですが
得た得気が経絡を走行して患部に至ると、その部位の気や血が調整されてエネルギーを増やすサポートをしたり、
邪気(負のエネルギー)を除去する働きが作用します。

中薬には「薬物帰経」という性質があるのですが、これは中薬が一定の臓腑や経絡に選択的に運ばれて
その部位に治療効果をもたらす性質があることをいいます。

この他にも「引経報使」や「引経薬」と言われる中薬もあります^^
これは、漢方処方を構成する中薬を一定の経絡や病変部位に誘導するために使用する薬です。

☆例えば...?
熱を帯びた症状に対して用いる中薬をあげてみますね!

〇肺に熱がこもることで咳が出る時 :桑白皮、地骨皮 
〇胃に熱がこもることで歯が痛む時 :石膏、黄連、升麻 
〇肝に熱がこもることで目が痛む時 :菊花、竜胆草、草決明 
〇心に熱がこもることで動機がする時:木通、生地黄 

ちなみに頭痛に対しては、その痛む部位に応じて次のような引経薬が配合されます!

〇後頭部頭痛 (太陽経頭痛) ・・・光活、蔓荊子、
〇前頭部頭痛 (陽明経頭痛) ・・・葛根、知母
〇側頭部頭痛 (少陽経頭痛) ・・・柴胡
〇頭頂部頭痛 (厥陰経頭痛) ・・・嵩本

東洋医学では治療の方法は幾通りもございますが、鍼灸に加え中薬という漢方薬も古い昔から重宝され現代の生活様式にも合うように作られ続けています!!
上手に取り入れていきながら健康的に過ごしていきたいものですね^^


 
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