恵比寿・銀座で鍼灸トリートメントNO.1meilong「太陽病(3)」
こんにちは、東洋医学ブログ担当の森田です。
本日は太陽病の舌所見をお伝えします。
太陽病は風邪の初期の状態でしたね。
そうすると舌は以下の画像のようになります。
何かおかしいところがわかるでしょうか?
東洋医学では太陽病の舌を淡紅色(たんこうしょく)で薄白苔(はくはくたい)と言います。
淡紅色とは淡いピンク色を意味します。
薄白苔は薄くて白い苔がかかっている状態です。
実は太陽病の舌の状態は、正常の舌の状態となんら変わりがないのが特長なのです。
前回述べたように太陽病は病が表(体表部付近)にある状態です。
舌は脈と違って変化がしにくいものとされています。
なので、病が表に入ってきたくらいでは、簡単に変化しないのです。
病がもう少し裏(消化管付近)よりに入ってくる状態を半表半裏(はんぴょうはんり)と呼びます。
表と裏の間だから半分表で半分裏、よって半表半裏ということです。
半表半裏に病が入ってくると薄くて白かった苔が厚くなったり、黄色くなったりしていきます。
次回は少陽病を説明していきます。
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