恵比寿・銀座で鍼灸トリートメントNO.1meilong「太陽病(2)」

こんにちは、東洋医学ブログ担当の森田です。
 
本日は太陽病の脈所見をお伝えしていきます。
太陽病とは風邪の引き始めのような症状がでることでしたね。
そうなると脈は浮脈(ふみゃく)という状態になります。
浮脈とは、その名のとおり浮いている脈です。
脈は基本的に手首のものを取ります。
その脈に軽く触れただけで、感じることができます。
 
なぜ脈が浮いてしまうかというと、体内に入り込んだ邪(じゃ)を身体が追い出そうと戦っているためと考えます。
邪とは病の元なので、今回は風邪のウイルスとお考え下さい。
 
東洋医学には表裏(ひょうり)という考え方があります。
病がどこに位置しているかを意味しており、表(ひょう)を体表部付近、裏(り)を消化管付近と考えます。
病が表にある状態を表証(ひょうしょう)、病が裏にある状態を裏証(りしょう)と呼びます。
 
浮脈は病が表に位置していることを意味しています。
よって東洋医学では、浮脈→表証と捉えることができるのです。
 
また、相反する脈に沈脈(ちんみゃく)という所見があります。
沈脈は病位が裏にあることを意味します。
上で述べたように病が消化管付近に存在しているということですね。
 
次回は太陽病の舌所見をお伝えします。

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