「ビタミンAとたんぱく質」恵比寿で口コミNo 1美容鍼灸ならmeilong

代表の石川です。不妊治療と美容鍼を得意としています。

ビタミンA は小腸上皮細胞から吸収され、カイロミクロンによってリンパ管経由で肝臓まで運ばれ、貯蔵されます。肝臓にはビタミンAをストックする専用の細胞が用意されていて、体内のビタミンAの80%以上がこの中に蓄えられています｡

貯蔵されたビタミンAは、必要に応じてキャリア（輸送）タンパクと結合し、全身の色々な組織に届けられます。

ビタミンAは大量に摂取すると、頭痛や皮膚の痒み、関節の痛みなどの症状を伴う過剰症が起きるとされています。ビタミンＡには界面活性作用という、油を溶かす石鹸のような作用があり、それが細胞膜を不安定にして過剰症の原因となるのですが、キャリアタンパクと結合していれば、界面活性作用は消失します。

良質タンパクの摂取不足や肝機能が低下していると、キャリアタンパクが作れず、ビタミン Aの過剰症や欠乏を招きやすくなります。

ビタミンＡなど脂溶性ビタミンの必要量には、1〜10の個体差があり、最も多く必要な人は、最も少なくて済む人の約10倍といわれています。10万IU（約33,000μｇ）のビタミンＡを何か月も継続して摂取しても、過剰症が起きないケースもあります。

ビタミンAは夜盲症を防ぐビタミンとして広く知られてきましたが､動物の生殖・成長､免疫の維持､細胞の増殖･分化､粘膜の保護など､全身の健康維持に不可欠な栄養素です。

過剰の心配よりも、ビタミンAの欠乏の方が、全ての人にとって大きな問題として、受け止める必要があります。

ビタミンAは、動物性食品（牛乳、バター、チーズ、卵黄など）に多く含まれていますが、これらを食べる習慣がないと、ビタミンA不足を招き易くなります。

また、ニンジンやカボチャに含まれるベータカロチンは、体内に入ると必要に応じてビタミンＡに変換されるため、ビタミンAが不足している場合の調節システムとして役立っていますが、その変換率には個体差があり、確実にビタミンＡを確保することが出来ない場合もあります。

ベータカロチンはビタミンＡの前駆物質としてだけではなく、それ自体が固有の働き（抗酸化）を持ち、体内でその力を発揮しています。そのため、ビタミンＡへと消費されてしまうと、ベータカロチンとしての体での働きが欠けてしまいます。

ビタミンAの摂取が十分であれば､ベータカロチンからビタミンAへの変換にはブレーキがかかります｡ ビタミンAは動物性食品からきちんと補給し､ベータカロチンには抗酸化作用を期待するのが得策だと考えています。

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