恵比寿・銀座でマタニティ鍼灸NO.1meilong 「 春のストレス 」
こんにちは! 木川です♪
新たな生活に期待がふくらむ反面、 春は環境の変化などからココロが不安定になりやすい季節。
この時期は、 ストレスによるダメージで体調を崩すことも多いです...。
今日はそんな春のストレス対策を分かりやすく説明したいと思います!!
「肝」「脾胃」のケアで、ストレスに負けない体質に!!
身体に不調があると気分が落ち込みやすくなったり、反対に、 悩みやストレスを抱えていると体調を崩してしまったり……。 そんな経験は、だれもが持っているのではないでしょうか。
東洋医学は「心身一如(しんしんいちにょ)」(心と身体は一つ) という考え方を基本としていて、 心と身体の状態は互いに影響し合っていると考えます。そのため、 ストレスの対処も精神面だけでなく、身体を整えながら、 心身全体をバランスよく保つことを大切にします。
身体の中でストレスと深く関わっているのは、五臓の「肝(かん) 」(肝臓)。肝は体内の「気」(エネルギー) の流れをスムーズに保ち、 ストレスをコントロールする働きがあります。また、 身体に栄養を与え、精神を安定させる「血」 の貯蔵庫でもあります。こうした機能が十分に働いていれば、 ストレスを受けても上手く対処できるため、 ダメージを強く受けることはありません。ところが、 体内の血が不足していたり、過剰なストレスを受けたりすると、 肝の機能が低下してストレスをスムーズに発散できなくなってしい ます。結果、イライラや情緒不安定、不眠、胃痛など、 さまざまな心身の不調につながるのです。
また、心と身体の“元気の源”となる「気」の不足にも要注意。 気は「脾胃(ひい)」(胃腸) が消化吸収する食事の栄養から生み出されるため、 脾胃を健やかに保つことも大切です。
タイプ別「ストレス」対策!!
1.不安・不眠になりやすい
「血虚(けっきょ)」タイプ
気になる症状
精神力が弱い、不眠、不安、判断力が鈍い、顔色が白く艶がない、 めまい、動悸、健忘、脱毛、白髪、薄毛、皮膚の乾燥、月経不順、 便秘気味、舌の色が淡い
「血(けつ)」には、身体の臓器や組織に栄養を与え、 精神を安定させる働きがあります。体内に血が十分あれば、 身体の栄養状態も良く、精神も安定した状態に。また、「肝」 の働きも良くなるため、ストレスをスムーズに発散できます。
反対に、食事の不摂生や加齢、月経などが原因で血が不足すると、 精神力が弱くなり、 肝の機能も低下してストレスを上手くコントロールできなくなって しまいます。日頃から不眠や不安感などに悩まされている人は、 ストレスにも過敏に反応しやすいので要注意。日頃から意識して、血をしっかり養うよう心がけましょうね。
摂り入れたい食材
「血」を養う黒い食材を積極的に:なつめ、クコの実、人参、ほうれん草、小松菜、黒ごま、黒砂糖、 レバー、鶏肉、鮭、卵、落花生、竜眼肉、ぶどう、ひじき など
2.イライラ・憂うつの
「気滞(きたい)」タイプ
気になる症状
憂うつ、イライラ、怒りっぽい、情緒不安定、 情緒の状態によってストレスの影響が強くなる、胸が重い、 胃もたれ、胃痛、排便不調(下痢や便秘)、月経不順、 月経前の精神症状が重い
「肝」はストレスをコントロールする反面、 ストレスのダメージを受けやすい臓器。 過剰なストレスを受けるとその機能が低下し、「気」 の巡りが停滞してしまいます。体内の「気」(エネルギー)は、 滞りなく動いて全身を巡っていることが大切です。そのため、 気の流れが停滞すると、イライラや憂うつ、胃痛、 胃もたれといった心身のさまざまな不調につながるのです。このタイプは、体調や情緒が安定していないと、 ストレスの影響を強く受けてしまうことが特徴。 香りの良いお茶でリラックスしたり、身体を動かしたり、 日常生活の気配りでストレスをこまめに発散するよう心がけましょ う。
摂り入れたい食材
香りの良いお茶や苦みのある食材を:ちんぴ(乾燥したみかんの皮)、ハマナスの花、菊花、 カモミール、ジャスミン、ミント、春菊、せり、竹の子、 たらの芽、クレソン、ウコン など
3.元気が足りない
「気虚(ききょ)」タイプ
気になる症状
気力がない、倦怠感が強い、元気がない、ストレスに弱い、 息切れ、疲れやすい、食欲不振、冷え性、朝が起きにくい、 朝からだるい、声が弱い、舌の色が淡く肥大気味
体内の「気」は、心身の元気を保つエネルギー源。“臓器の働きを サポートする”、“身体を温める”、“病気を防ぐ”といった役割 があり、気力や精神力の源でもあります。そのため、 食事の不摂生や病気の消耗、 胃腸不調などが原因で体内の気が不足すると、 心身ともに元気のない状態に。結果、 ストレスへの対応力も弱くなり、 ダメージを受けやすくなってしまうのです。
気は「脾胃」が消化吸収する栄養をから生み出されるため、 気になる症状がある人は、まず脾胃の働きを良くする心がけを。 しっかり食事を摂って気を十分に養い、ストレスに負けない、 元気な身体をつくりましょう。
摂り入れたい食材
胃腸を元気にして「気」を養う:豆腐、湯葉などの大豆製品、米、小麦、いんげん豆、豚肉、牛肉、 羊肉、かぼちゃ、じゃがいも、山芋、くるみ、栗 など
身体を整え、ストレスに上手く対処することは、 病気を予防するためにも大切なこと。
春から始まる一年間を健やかに過ごすためにも、 この機会に自分の身体を振り返りストレスに強い身体づくりをめざしましょう!!
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