恵比寿・銀座で鍼灸トリートメントNO.1meilong「 陰陽論(2)」

こんにちは、東洋医学ブログ担当の森田です。

本日は引き続き、生体における陰陽論についてお話ししていきたいと思います。
生体になんらかの外乱因子が作用すると、病気と戦うためにさまざまな反応を示します。
一般的に、非活動的で寒性の反応を示す状態を陰証、活動的で熱性の反応を示す状態を陽証といいます。
下図のように、生体のとらえ方も病態把握の方法も、 陰陽のバランスでとらえることができます。


もちろん例外はありますが、陰証と陽証における漢方と鍼灸の基本的な処方と方法を以下に記載します。
陰証の場合には、漢方だったら身体を温める薬が中心となります。
鍼灸では補法と言って、刺激の強くない、温める方法で行う必要があります。
陰証は冷えていることが多いので、お灸を中心にやさしく温める方法で施術する場合が多いです。
 
陽証の場合には、漢方だったら身体の熱を取る薬が中心となります。
鍼灸では瀉法と言って、刺激の強い、亢進した機能を抑制する方法で行う必要があります。
陽証は鍼を中心に施術する場合が多いです。
 
鍼灸治療は、ただ痛いところや痺れているところに、鍼や灸をすればいいわけではなく、こうした病態把握が大変重要になります。

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