恵比寿の鍼灸院Meilongのブログ「血虚(2)」
こんにちは、東洋医学ブログ担当の森田です。
前回は血虚になる症状と原因を挙げさせていただきましたが
今回は、どうしてこういった症状が現れてくるのかを考えていきましょう。
・集中力の低下
・睡眠障害
・こむら返り
・顔色が青白い
・髪の毛が抜けやすい
・皮膚の乾燥や荒れ
・爪の異常
・知覚異常
血虚とは血の量が不足している状態でしたね。
血=栄養と考えてください。
十分な栄養が頭部に行き届かなければ、集中力を保つことが難しくなります。
また、東洋医学で髪の毛や爪は血の余りと考えられています。
よって、髪の毛が抜けやすくなり、爪は青白くなったり、ボロボロになったりします。
顔面部に行き届かなければ、顔色は青白くなります。
皮膚がしっかりと滋養されなければ、乾燥し肌荒れを起こします。
知覚異常とは、大まかに痺れのことと考えてください。
痺れとは現代医学的にも虚血(血液供給が不足する状態)から起こると考えられています。
正座を長時間していると足が痺れたりしたことはありませんか?
体重で圧迫し、短時間ですが足に血液が巡っていない状態になりますね。
よって痺れが起きると考えます。
次回は血虚の脈証、舌証、腹証など、客観的所見を中心にみていきましょう。
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