「不妊と鍼灸」不妊治療の成功率が高い鍼灸サロン 恵比寿meilong mana

こんにちは!!今年最後のブログになります。meilong代表の石川です。

また私事で恐縮ですが不妊治療の末、双子の男女を授かりまして来年から半年間、産休をいただきます。7月からはパワーアップして仕事に復帰いたします。

今年1年間、大変お世話になりました。皆様よいお年をお迎えくださいね。

さて最後の話題は不妊治療と鍼灸治療の効果です。

meilongでは、なるべくクリニックや病院での治療と並行して施術を行っていくことを推奨しております。 まず西洋医学的な検査によって卵管の通りや手術適用がないかなどを明らかにしていないと鍼灸ではどうしようもない部分がでてきてしまうからです。 

◆不妊クリニック、婦人科の病院でできること ① 数値にできる不妊の原因をみつけること ② お薬を使って排卵させること ③ 女性ホルモンを補充すること④ 妊娠のタイミングをあわせること ⑤ 子宮ポリープや筋腫を手術で取ること ⑥ 受精の手伝いを体外で行うこと

◆鍼灸でできること ① 女性ホルモンのバランスを整えること ② 卵子の質を高めること ③ 着床しやすい子宮環境を整えること

つまり、不妊鍼灸で取り組む べきことは以下の3つが主になってきます。

1.体質改善しながら、体をリラックスさせる鍼灸鍼灸は自律神経の働きを整え、心身をリラックスさせる効果があります。 そうすることで、下垂体ホルモンや女性ホルモンのバランスが整っていきます。肩こりや腰痛、冷え症の改善も合わせて行っていきます。

2.子宮卵巣の血流を上げ、卵子の質を高める鍼灸特殊な鍼の打ち方で子宮卵巣の血流が上がることが科学的に実証されており、その鍼治療をおこないます。この治療は、卵子の質を高める効果があります。

3.着床を後押しする鍼 なかなか着床しないのはあなたの持っている異常な免疫力のせいかもしれません。 母体の免疫が受精卵を攻撃することがある事をご存知ですか? 鍼治療を行うと、この異常な免疫力を抑えて着床しやすくする効果が期待できます。

実際にどのようなことをするのか?

不妊鍼灸の特徴

1. 脳血流量を改善して、女性ホルモンを分泌させる視床下部を刺激する 鍼を行い、脳血流量の改善を図り、視床下部を刺激して、下垂体から卵巣へのホルモン分泌を促します。そうすることで、卵子の成熟、子宮環境を整える効果があります。身体全体の調整を行っていきます

2. 温灸器や鍼を使用して、子宮・卵巣血流量をアップさせます 耳や腹部の妊娠穴といわれるツボに鍼や温灸を行うことで、子宮や卵巣への血流量を増やして、卵子や子宮を活性化させます。鍼は使い捨てのディスポーザブル、お灸は3種類ご用意してます。

3.  卵子の質の改善、子宮内膜の肥厚、着床率のアップに使用します。主に卵子の成熟率、胚盤胞率、着床率などを高める効果が期待され不妊専門クリニックでも使用されることが多くなってきました。 脳や骨盤内、手足などの血行を高め、精神的にもリラックスできることから、卵子の質の改善、子宮内膜の肥厚、着床率のアップなどの効果が期待できることから不妊治療の補助的な治療として行われます。 

【胚移植日に鍼灸治療を行うと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる】 胚移植日に鍼灸治療を行なうと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる 273 例を研究対象とし、鍼を行なわない組では 22%の妊娠、鍼治療組では 36%の妊娠率となり、鍼灸治療を行なった組に有意に妊娠率が高くなっ た。(2006 年デンマークの報告)

体外受精と顕微授精例の黄体期に鍼治療を行なうと妊娠率が有意に高かった 225 例を対象としたもの。鍼灸を行なわなかった組では 13.8%、行なった組では 28.4%の妊娠率で、鍼灸治療組の妊娠率が高くなった。(2006 年ドイツの報告)

体外受精例に鍼治療を 3 回行い、鍼治療組に妊娠率が高くなった例 228 例を対象に、hMG(排卵誘発剤)注射時、採卵前、採卵直後に鍼を行なった。 行なわない組では 23%、鍼治療組では 31%の妊娠率で、鍼治療組が妊娠率が高くなった。(2006 年オーストラリアの報告)

【体外受精と併用された鍼灸治療は妊娠率を向上させる】 メリーランド大学、ジョージタウン大学産婦人科は過去の 7 件の臨床試験のデータをまとめた。鍼治療を併用した胚移植は、鍼治療を受けた群の臨床的妊娠は 1.65 倍高く、継続中の妊娠は 1.87 倍、生児分娩率は 1.91 高く、鍼治療は妊娠率の高さと関連していたと発表。(2008 年アメリカからの報告)

「電気鍼治療により体外受精での出産率が向上」 北京大学の研究で309人のIVF治療患者を無作為に三群に分けて、第一群に対して受精卵を子宮に戻した30分後に電気鍼治療を実施、第二群に第一群の治療に加え受精卵を戻す前日に電気鍼治療を、第三群には受精卵を子宮に戻した30分後に偽電気鍼治療をそれぞれ行った。 出産率は鍼治療群で37%、偽鍼治療群では21%となり、有意差があったという結果です。 (論文出典)

「ドイツと中国の研究チームがまとめた米生殖医療学会誌に掲載された報告」 人工、体外受精の前後に、女性の身体をリラックスさせる鍼治療と子宮内の血流を改善する鍼治療を行うと、妊娠率が大幅に向上するという。同チームは、体外受精をうける女性160人を2つのグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施した。もう一方のグループには、鍼治療をせず通常の体外受精を行った。その結果、鍼治療を受けたグループの妊娠率が 42.5%に上り、通常治療の 26.3%を大幅に上回ったとのこと。

また、日本では体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に鍼灸治療を併用したところ、約40%にあたる49人が妊娠に至ったと、明治鍼灸大学の研究グループが、日本生殖医学界で報告したと紹介されている。


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